ピアスについて
日本において、ピアスを通す穴(ピアスホール)を身体に開けるのは医療行為と見なされる為に、医師(耳鼻科医または美容形成外科医、。また、口腔内、顎・口唇領域では歯科医師)による施術を頼る人が殆どである。しかし、多くの医師はピアスに関する専門的な知識もデザイン上のノウハウもほぼ持っていないと言える状況である。
取り分けピアスガン(ピアッサー)を使用する病院が非常に多い為に、素人が自分で開けるのと何ら変わりないことも多い。 海外においては、ピアスの専門知識を勉強し、地域によっては政府公認の協会からプロフェッショナルとして認定されたピアッサー(ピアスを開けることを職業としている人)に開けてもらうことが徐々に認知されてきている。彼らはピアッシングスタジオと呼ばれる場所で活動し、技術、衛生面とも最新の方法で安全にピアスホールを開けている。
日本では、ピアッシングスタジオやボディピアス専門ショップはまだまだ珍しい場所であるものの、ピアス知識の無い医師に頼るよりは安心と言えることも少なくない。
ただし、アクセサリーショップ(まれにネイルサロンや美容室、タトゥショップ)の片隅などで、文字通りただの穴開けのみを請け負う、悪質なピアッシングスタジオもある為、見極めには十分に注意しなければならない。
ピアススタジオはたとえどんなに良質でも不当医療行為であり、医師法に抵触しており、タトゥスタジオ・刺青師と同様、黙認されているのが実情である。実際、2006年10月には不適切な対応を受けた顧客の訴えにより、渋谷区のピアススタジオ経営者が医師法違反などの疑いで逮捕されている。
なおタトゥ・刺青とピアッシング技術はまったくの別物であり、両方を請け負っている店舗は信用度が低いといわざるを得ない状況にある。
子供(18歳未満)がピアスを着ける事はタトゥーとは違い、法律上禁止されてはいない。しかし校則で禁止としている学校が殆どで、頭髪・服装検査の一環としてピアスホールをチェックする学校もある。
近年では自分の子供(幼児)にピアスを身に付けさせる保護者(「幼児のピアス装用に寛容」という意味ではなく、幼児をファッショナブルにしたいと考える保護者が、意思決定できない幼児に対して装用するような例)が存在し、児童虐待ではないかと非常に問題視されている。
医療施設でのピアシングは健康保険が適用されない為、個人の自費診療として行われる。